労働者派遣法とは
労働者派遣法
- 労働者派遣法とは
「労働者派遣法」というのは通称で、正式には、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」という長い名前の法律です。
- 労働者派遣の意義と仕組
「労働者派遣」とは、「自己の雇用する労働者を、当該雇用関係の下に、かつ、他人の指揮命令を受けて、当該他人のために労働に従事させることをいい、当該他人に対し当該労働者を当該他人に雇用させることを約してするものを含まないもの」(法2条1号)と定義されています。
これだけでは分かりにくいのですが、要するに、労働者派遣の仕組みは、下図のような3面関係で、
① 派遣元企業と派遣労働者との間には、派遣就業と目的とする雇用契約関係が、
② 派遣元企業と派遣先企業との間では労働者派遣契約関係が、
③ 派遣先企業と派遣労働者との間には指揮命令関係が、
各々、存在するということになります。